早坂 晶秀
築19年の解体現場で思う事
いつも思う事ですが、何故この程度の工事しか出来ないんだろう?平成8年新築の物件です。
今回は2世帯住宅に改修する必要があり止む無く解体の道を選びましたが、それにしても、断熱材は押し込んでるし、欠損があるし、室内の気密シートは、床と壁は連結してないし、繋ぎもテープ無し。おまけに付加断熱で、板状断熱材は貼ってあるが透湿防水シートが通気胴縁の外側という有り様。高断熱高気密という言葉が生まれた訳が解るような気がします。
これで温かい訳がない。
最近、悲しいニュースが報道されてますが、この様な悲しいマイホームが、日本中に何百万世帯あるのだろうか?建築に携わる人達は、責任重大です。